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ミスター・マジック。

2005年12月17日
雪だるま
今日の福岡もマジで寒かったです(震)。
天気予報には相変わらず雪マーク!!
明日は大雪の恐れもあるとの事・・・。

皆さんも風邪など引かぬようにご自愛下さいね☆

Grover Washington Jr.1999年の今日12月17日・・・、
ある偉大なミュージシャンがこの世を去りました。
彼の名前は
「グローヴァー・ワシントンJr.」
「CTI」の創始者「クリード・テイラー」に認められ、1971年にアルバム『Inner City Blues』でデビュー。
ソウルフルでありながらもソフトなそのSAXの音色は、一躍聴く者を魅了しました。

しかし彼が更にスター・プレイヤーになったきっかけは、1980年にリリースした名盤『Winelight』
「ラルフ・マクドナルド」のプロデュースの元「リチャード・ティー」「エリック・ゲイル」「スティーヴ・ガッド」といった元「スタッフ」のメンバーも参加し、
また「ビル・ウィザース」のヴォーカルをフィーチュアした「Just The Two Of Us」が全米シングル・チャートで最高2位にランク・インされ、一躍時の人となりました。
日本では「クリスタルな恋人達」というタイトルが評判を呼び、またオシャレなジャケットの人気も手伝って、当時の“クリスタル族”を筆頭に、ジャズ/フュージョン界のスーパー・スターに上り詰めた事は言うまでもありません。

その後『Come Morning』『Inside Moves』『Next Exit』といった質の高いアルバムを発表したものの『Winelight』程の評価は得られず、いつしか過去の人に・・・。
Grover Washington Jr.しかし、96年に発表した『Soulful Strut』で再び注目され、
また名曲「Just The Two Of Us」が多くのHIP-HOP系のアーティストからサンプリングされて、彼の人気はジャズ・シーンだけにとどまらず、人気も復活したかの様に思えた矢先、TVの収録を終えて楽屋に戻った途端、心臓発作で亡くなりました。

享年56歳。早すぎる死でした。

彼が居なければ、「ケニーG」「デヴィッド・サンボーン」の様なポップ・インストゥルメンタルのヒットは無かったでしょうし、今のスムース・ジャズのムーヴメントも存在しなかったかもしれません。
それだけ彼が音楽シーンに残した功績は計り知れないものだったのかも。

しなやかで、ソウルフルで、味わい深い彼のSAXの音色はもう聴くことは出来ませんが、
彼の音楽は私たちの心にいつまでもその音色を響かせ続けてくれる事でしょう。
To Grover, with Love
『V.A. / To Grover. With Love』
01.Winelight / Gerald Albright
02.East River Drive / Russ Freeman
03.Inner City Blues / Ronnie Laws, Sounds Of Blackness
04.Mr. Magic / Herbie Mann, Tom Schuman, Jeff Mironov
05.In The Name Of Love / Dave Koz
06.Black Frost / Everette Harp
07.Just The Two Of Us / Regina Belle, Steve Cole, George Duke
08.Summer Chill / Mark Whitfield
09.Take Me There / Richard Elliott
10.Let It Flow / Jay Beckenstein
11.Come Morning / Paul Taylor
12.Brighton By The Sea / Chuck Loeb, Dave Mann
13.Love Me Still / Chaka Khan, Greg Philinganes
14.Loran's Dance / Brecker Brothers, Joe Sample, Joey Defrancesco


本来ならここで『Winelight』辺りを紹介するのが普通でしょうけど、
追悼の意味を込めてこのトリビュート・アルバムを取り上げました。
2001年にリリースされたモノですが、実は今でもあまり知られていないみたいですね(笑)。

以前紹介した「イヴァン・リンス・トリビュート」「ウェザー・リポート・トリビュート」などを手がけた仕掛け人「ジェイソン・マイルス」が、「グローヴァー・ワシントン・Jr.」を敬愛して止まないスーパー・ミュージシャンを一堂に会して作り上げたアルバムです。

「ジェラルド・アルブライト(sax)」がリードを取る①は、名作『Winelight(80年)』のアルバム・タイトル曲でもあるメロウ・チューン。
オリジナルに忠実に再現されたこのナンバー・・・本人顔負けのSAXの音色といい、サポートする「ウィル・リー(b)」「スティーヴ・フェローン(dr)」のプレイも見事。

トリビュート・アルバムだからSAXプレイヤーだけが参加している訳ではありません。②は「リッピントンズ」を率いる「ラス・フリーマン(g)」がリードを取るスムース・ジャズ・チューン。
(81年のアルバム『Come Morning』に収録)
本来SAXで演奏されていたパートをギターでプレイ・・・これがかなりハートに来ます!

③はご存知「マーヴィン・ゲイ」のカバー・チューン。
71年のデビュー作『Inner City Blues』からのナンバーです。
ここでは御大「ロニー・ローズ(sax)」「サウンズ・オブ・ブラックネス(vo)」が参加。
ソウル・クラシックの名曲をファンキーに仕立てています。

打ち込みのリズム・トラックにスクラッチなどを取り入れてHIP-HOP風にアレンジした④は、「ハービー・マン」がフルートでリードを執っています。
オリジナルはCTI時代に残した名盤『Mr.Magic』のタイトル・トラック。
黒々としたオリジナルに較べると、若干軽い感じもありますが、コンテンポラリーに甦ったこのヴァージョンも個人的にはお気に入りです。

再び名盤『Winelight』に収録されたナンバー⑤では、
「デイヴ・コズ(sax)」がしなやかにプレイ。
優しい夜の帳が降りてくるスムース・ジャズです。

⑥は再び『Mr.Magic』から。“ポスト・サンボーン”の呼び名も高い「エヴァレット・ハープ(sax)」がテナーでブロウしてくれます。

続く⑦は・・・お待たせしました。やはりこの曲が入っていないと購買意欲が沸きません(笑)。
「グローヴァー」の名前を一躍メジャーなものにした名曲中の名曲です。
オリジナルで歌っていた「ビル・ウィザーズ」の代わりに、あの「レジーナ・ベル」がヴォーカルを執り、「スティーヴ・コール」がテナーSAX、「ジョージ・デューク」がローズ・ピアノで参加!!
アナログ風のスクラッチ・ノイズも加わり、よりトリビュート度を上げています。
これはチェックしてみる価値大です。

⑧は、またもやギタリストの登場!
“ジョージ・ベンソンの再来”と謳われて久しい「マーク・ホイットフィールド(g)」がリードを執るファンキー・チューンです。
92年のアルバム『Next Exit』収録曲。

名盤『Winelight』からのナンバー⑨は、人気SAXプレイヤー「リチャード・エリオット(sax)」が参加。これぞスムース・ジャズといった感じのロマンティック・トラックで、「ジェフ・ミノロフ(g)」のプレイも繊細なタッチで注目です。

続く⑩も『Winelight』からのナンバー。
元々は「グローヴァー」がNBA「シクサーズ(76ers)」「ジュリアス・アーヴィング」に捧げたナンバーですが、オリジナルに忠実にアレンジしながらも、よりファンキー度を増したサウンドです。
リードは「スパイロジャイラ」「ジェイ・ベッケンスタイン(sax)」

個人的には大好きな80年のアルバム『Come Morning』からのタイトル・トラックが⑪。
最近人気を博している「ポール・テイラー(sax)」がソプラノでリードを執っています。

⑫は、「グローヴァー」の参加が話題を呼んだ「ボブ・ジェームス」の80年の作品『H』からのナンバー。「チャック・ローブ(g)」「デイヴ・マン(sax)」が参加して、オリジナルとは一味違った仕上がりです。
このアルバムからのナンバーをピック・アップする辺りがプロデューサー「ジェイソン・マイルス」のセンスの良さですね!

⑬は「チャカ・カーン」「ブルース・ホーンズビー」が共作したナンバー。それを「チャカ」本人がヴォーカルで、そして「TOTO」の新メンバーになった「グレッグ・フィリンゲインズ」がピアノで参加。オリジナル同様シットリと歌い上げています。

そしてアルバムのラストを飾る⑭は「マイケル・ブレッカー(sax)」「ランディ・ブレッカー(tp)」「ジョー・サンプル(p)」らが参加した強力トラック。
ある意味、この曲が最も「グローヴァー」ぽいかもしれません。


・・・と、全曲紹介してきましたが、どのトラックも「グローヴァー」に負けず劣らずの名演です。

冬の寒い日に、こうしたメロウでスウィートでシルキーな音楽で、
身も心も温まってみては如何でしょうか?


クリックすると温まる・・・かも(笑)!!
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Smooth Jazz | コメント(19) | トラックバック(3)
コメント
もう6年ですか。
ラルフ・マクドナルドと組んでいたワーナー時代が一番好きです。
「Winelight」「Best Is Yet To Come」「Come Morning」「Inside Moves」の4枚は
どれもハズレ無し♪
グローヴァー・ワシントンJr.
「Just The Two Of Us」めちゃくちゃ好きなんです!
『V.A. / To Grover. With Love』 私の購入リスト
に決定です☆参加ミュージシャンが大好きな人たちばかりなんで!こりゃたまりませんなあ。デイブコズ
の5は、是非聴いてみたいです!!
そうそう、ノーマンブラウン&ピーボブライソンが
2月に来日です!!
♪怪鳥さん。
そうなんです・・・もう6年も経つんですよね・・・。
彼の功績は、今でも若手のSAXプレイヤーに脈々と息づいていると思います。
もちろん、まだ彼の域には達していないでしょうけど(笑)。
素晴らしいミュージシャン程、早くに亡くなるのは悲しいですね。
今夜は自宅で彼のアルバムを片っ端から聴いてます。


♪ミーナさん。
「Just The Two Of Us」・・・本当にいい曲ですよね。
「ビル・ウィザーズ」が歌っていること以上に、やはり「グローヴァー」のSAXが無ければ、この曲は成立しなかったのかも。
このトリビュート・アルバム、きっとミーナさんは気に入るハズですよ!!
こんなアルバムがあるんですねぇ。
またまた興味津々、ビンゴです(^^♪。
昨日たまたまワインライトを聴いていたんで、
ビックリしました。
♪taro0o0o0o0o0さん。
ね、なかなかコレはいいでしょー。
taroさん好みだと思いますよ☆
でも偶然にも命日に聴くなんて・・・。
何か直感めいたものが働いたのでしょうか??
毎日寒いですねー!私が住んでいるところは福岡よりもまだ暖かいと思うのですが、今朝は車の上に少し雪が残っていました。
Just The Two Of Us、ピアノでよく弾きましたよ。懐かしいです!
♪risaさん。
そちらの雪は大丈夫ですか?
暖冬と言っていたのに、極寒ですよ~。
そういえばピアノ・ウーマンでしたね!
この曲はかなり難しいんじゃなでしょうか??
一度risaさんのピアノ、聴いてみたいです☆
おお~
もう、そんなになりますかぁ。
偉大なミュージシャンでしたね。
バンドでMr.Magicやってましたよ!!間違えてミスター・マリックっていいそうになります。(笑)
Just The Two Of Usはあまりにも有名で、今聞いても全然古さを感じません。
正直、亡くなった事は知りませんでした。こちらの記事を読んで初めて知ったとです(汗)。
ご紹介のCD早速注文します。
はじめまして。ミーナさんのところで、時々書き込ませていただいているNY在住のHarrisonと申します。スムースジャズの大ファンです。重箱の隅のような話ですが、「Let It Flow」を捧げたDr. J ことJurius Ervingは「レイカーズ」ではなく「シクサーズ(76ers)」ですので、一応お知らせいたします。
♪主審さん。
本当に月日が経つのは早いですね!
「ミスター・マリック」・・・いいですねー(笑)。
でもある意味「グローヴァー」も「マリック」さん同様、
心を掴むマジックを聞かせてくれますから、おなじかも☆


♪青森太郎さん。
ご存じなかったですか?なくなられ知多こと。
私も最初聴いた時は信じられない・・・というか、信じたくなかったです。
このアルバムは、本当に彼の事を敬愛するアーティスト達のリスペクトの気持ちが表れたアルバムです。
是非チェックしてみてくださいね。


♪Harrisonさん。
はじめまして!
ミーナさんとこには私も大変お世話になっております。
おやおや「シクサーズ」の選手だったんですね・・・失礼しました!

>重箱の隅のような話ですが・・・

いえいえ、大変ありがたいです!!
早速訂正させていただきます。
今後ともよろしくお願いしますね。
ちょっと前にJeff Lorber、Gerald Albright、Kirk Whalumというメンツでのグローバー追悼ライブに行きましたが、やはりカバーアルバムを出しているだけあって、Albrightはグローバーのコピーがうまいですね。
♪Harrisonさん。
そんな凄い追悼ライブがあったんですか?
さすがアメリカですねー。
「Gerald Albright」は、マジ上手いアーティストですよねー。
わお
Musicmanさん、こんにちは~。福岡も凄い事になってますね。横浜は快晴なんだけど(ごめんなさい)とても寒いことには変わりありません。

ところで、グローバー!
大好きです。本当にソウルフルで艶っぽくてね。
「日本ではクロスオーバーなイメージが強く、ジャズサックス奏者としては軽視される傾向にあるが、海外では実力若手ジャズサックス奏者がこぞって彼をアイドルだと言っている」ってどこかで読みました。
「凄いテクニックの持ち主なのに、決して早吹きで逃げたりしない」ところも素晴らしい。唄うんですよね。唄って唄って唄う。

それにしても、このアルバムは知りませんでした。
めちゃめちゃ聴きたい。欲しい。サンタさんお願い~。

ちょっと前に書いた記事をTBさせてもらいます。よろしくどうぞ。にっこり。
♪きみ駒さん。
福岡も今年一番の寒気が入ってきて、浅目が覚めたら雪も凄かったんですけど、
あっと言う間に溶けて、今は至って普通・・・。
今日も朝から雨ですけど、夜更け過ぎに雪になるってことはなさそうです(笑)。
「グローバー」は本当にソウルフルな音色ですよね☆
確かに日本ではジャズ・SAXプレイヤーのイメージは薄いみたいですね。
でもジャズをやらせてもかなり凄かったらしいですよ。

>凄いテクニックの持ち主なのに、決して早吹きで逃げたりしない・・・

そうそう、一つ一つの音を大事時に吹いてますよね。
そんなところが人気の秘密なのかもしれませんね!
TBありがとうございました!!

>サンタさんお願い~。

はいはい・・・って、おっと、思わず乗せられそうになっちゃいました(汗)。
メリークリスマス♪
はじめまして、とても素敵なブログですね。
私もSmooth Jazz 大好きです。Groverならやはり
「WINELIGHT」ですが、
今日は「BRETH OF HEAVEN」でいきたいです♪
しかしこの人の音色はなんて優しさに溢れているんでしょうね。
♪ムッシュ・ヒゲさん。
ようこそ、はじめまして!!
「グローヴァー」は、年齢・性別・国籍問わず、世界中の人々から愛されてますよね。
彼のプレイのテクニックというよりも、プレイに彼の人間としての優しさが溢れているから支持されるんでしょうね。
クリスマス・アルバムも、とってもアット・ホームな仕上がりですしね。
これからもよろしくお願いします!!
早速聞いてみました
懐かしい曲ばかりで、そういえば昔カセットテープに録音してカーステで何度も聞いていた事を思い出しました。
夜更けのドライブに似合いそうなアルバムです。現在のお気に入りCDとなってしまいましたよ(笑)、オススメです。
♪青森太郎さん。
ね?いいでしょ?!
夜更けのドライブにも明け方のドライブにもピッタリな1枚ですよね~。
でも、やっぱり本家の「グローヴァー」には敵わないかもね(笑)。
昔カーステで・・・誰と聴いていたのでしょうか(笑)?
音楽って思い出やその時の空気の匂いまで思い出させてくれますよね。

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