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音楽という名の遺産。

2006年06月28日
先日お亡くなりになったベーシストの「青木智仁」さんに続き、またまた訃報が・・・。
Arif Mardin
世界を代表する大物プロデューサー「アリフ・マーディン」氏が、6月25日にすい臓ガンで亡くなられたそうです。
享年74歳・・・。

青木さんの訃報はブログにも書こうかとも思ったんですが、あまりのショックにキーボードを叩く気力すらありませんでした。
しかし、今回の訃報も同じくらいショックを受けています。

「アリフ・マーディン」と言えば、アトランティック・レコードの専属プロデューサーとして活躍し、
「アレサ・フランクリン」「ダニー・ハザウェイ」「ロバータ・フラック」「チャカ・カーン」などを育てたスーパー・プロデューサー。
あの「クインシー・ジョーンズ」と並ぶ手腕を発揮し、その後も「ラスカルズ」「アヴェレイジ・ホワイト・バンド」「ビージーズ」「ジョージ・ベンソン」「ホール&オーツ」など、数々のアーティストを成功に導き、最近でも「ノラ・ジョーンズ」「ケリ・ノーブル」といった大スターを生み出しました。

世の中には“プロデューサー”という肩書きを持つ方々が沢山います。
もちろん、どのプロデューサーもそれぞれの持ち味があって、誰がイチバンなんてヤボな事は言いませんが、私にとってこの「アリフ・マーディン」は、「クインシー・ジョーンズ」「トミー・リピューマ」と同じくらい好きな人物であり、彼の手掛けた数々の作品を聴いて育っただけに、今回の訃報は耳を疑いました。

彼の最大の特徴は、そのアーティストの隠れた良い部分を掘り起こし、それを上手く引き出して、
その結果“成功”に導く手腕。
下世話な言い方をすれば「鼻が利く」ってヤツなんでしょうけど、それこそが“音楽プロデューサー”というもの。

これからも若手を育てて、素晴らしい音楽を世に送り出してくれるものと思っていただけに、非常に残念でなりません。
心からご冥福をお祈りします。

さて、そんな「アリフ・マーディン」が手掛けたアルバムは、まさに星の数ほどあるんですが、このアルバムもまた彼の手腕無しでは大ヒットには至らなかったかもしれません。
Raul Midon
Raul Midon / State Of Mind』
01. State Of Mind試聴
02. If You're Gonna Leave試聴
03. Keep On Hoping試聴
04. Mystery Girl試聴
05. Waited All My Life試聴
06. Everybody試聴
07. Expressions Of Love試聴
08. Sittin' In The Middle (Dedicated To Donny Hathaway)試聴
09. Suddenly試聴
10. Never Get Enough試聴
11. Sunshine試聴
12. I Would Do Anything試聴
13. All In Your Mind試聴
14. Devil May Care
15. Where Is The Love


アフリカ系アメリカ人の母親とアルゼンチン人の父親のもとに生まれた盲目のアーティスト「ラウル・ミドン」のデビュー・アルバムです。
このアルバムは「アリフ・マーディン」と、その息子の「ジョー・マーディン」の親子二人三脚でプロデュース。
「アリフ」にとってもかけがえのない作品になったんじゃないでしょうか?

父親の持っていたレコードで「チャーリー・パーカー」「マイルス・デイヴィス」などを聴き漁り、その後「ジェームス・テイラー」「ジョニ・ミッチェル」「ポール・サイモン」そして「スティーヴィー・ワンダー」といったポップ・ミュージックへと傾倒。
中でも「スティーヴィー・ワンダー」は、境遇が似ていることもあり、かなり影響を受けたそうです。

そんな彼の持ち味は、何と言ってもその類稀なテクニックを持つギター・プレイ。
フラメンコ奏者からギター・レッスンを受けたこともあり、アグレッシヴ且つメランコリックなギターは、まさに唯一無二な味わいと言えましょう。

そんな情熱的なギター・ワークがタップリと味わえるでアルバムはスタート。
しかもヴォイス・トランペットも披露し、彼の才能の深さを実感できるナンバーです。
続くはスムース・ジャズ・ステーションでも大人気だったアコースティックなミディアム・トラック。
R&Bでありながらジャジーな雰囲気を持つこの曲こそ、御大「アリフ・マーディン」の手腕による所が大きいでしょう。
また9.11の英雄たちを励ますために書いたロマンティックなバラードや美しいバラードなどは、ソウル・ミュージック・ファンならずとも必聴のトラック。
日本盤のみのボーナス・トラックのジャジーさは、同じく「アリフ」が手掛けた「ノラ・ジョーンズ」にも通じるところがあります。
他にも敬愛する「スティーヴィー・ワンダー」がハーモニカで参加したや、人気急上昇中の「ジェイソン・ムラーズ」とのデュエット・チューン「デイヴ・ヴァレンティン」のフルートをフィーチュアしたパーカッシヴななど、ゲスト陣も超豪華!

ソウル、R&B、ポップ、フォーク、ジャズ、ラテンが見事に融合したこのサウンドは、
比較される「スティーヴィー・ワンダー」とも、敬愛する「ダニー・ハザウェイ」とも、
スタイルが良く似た「ホセ・フェリシアーノ」とも違う、オリジナル性の高い仕上がりです。


さて、これからは「アリフ・マーディン」の手腕によるアルバムはリリースされませんが、彼がコレまで残してくれた“音楽という名の遺産”は永遠に残っていきますし、いつの時代になってもその遺産は、人々の心を感動させてくれる事でしょう。

今はただ黙ってこのアルバムに耳を傾ける事にします。
R&B | コメント(11) | トラックバック(0)
コメント
ラウル・ミドン~っ!最近気になっているギタリストの一人です。YouTubeで何曲か聴きましたよ。If You're Gonna Leave好きです 。Smooth Jazzラジオでよくかかっていますよね。素晴らしいプロデューサーが亡くなられて残念です。
こんばんは。
今回の訃報を知り、非常に残念に思っています。
本来プロデューサーは裏方の仕事ですが、プロデューサーという仕事の役割の重要さを教えられた一人です。アイディアに富んだ素晴らしいプロデューサーでした。
青木さんの時も感じましたが、自分の中で一つの時代が終っていくような一抹の
寂しさを感じます。最近魅力あるアーティスト、ミュージシャン、プロデューサーに
なかなか出会えないので・・・。
ワタシにとってもアリフ、Q、リピューマは別格の人たちです。
クインシーやフォスターあたりと違って、
近年もバリバリの現役だったのに・・・寂しい限りですね・・・
残念なニュースが続きますね。
ソウル史において重要な役割を果たした人でした。
アトランティック時代に彼がいなければ今のアレサは
なかったかもしれませんでしたからね。。

青木さんのニュースは腰抜かすほど驚きました。
かなりファンでしたので。
角松氏の25周年記念コンサートの直前だっただけに
角松氏もそうとうなショックだったことでしょう。
あまりにも若すぎました。。。
こんばんは。お久しぶりです。
musicmanさんの記事で、この訃報を知りました…。
うまく言えないのですが…、あえて書きます。
彼が絡むと、力強さの中にも切なさが、哀しみの中にも微笑みが感じられるようで、
とても好きでした。
as time goes by.
as tears go by...
悲しいけれど。乗り越えていく勇気が欲しいですね。
※お返事遅くなってすみません!!

♪risaさん。
「ラウル・ミドン」いいっすよねー。
パーカッシヴなギターと、甘いヴォーカル、そして何より楽曲の良さ!
しかもブルーノートからリリースなんですよね。
私も「If You're Gonna Leave」は好き!!
こんな素晴らしい作品を作った「アリフ」が亡くなるなんて、本当に残念です。


♪kaz-shinさん。
本当に残念なニュースでした・・・。

>プロデューサーという仕事の役割の重要さを教えられた一人です。

ホントそうですよねー。
プロデューサーって、アーティストやミュージシャンの能力を最大限に引き出し、
それを120%表現する重要な役割。
しかも彼の場合はアイディア・マンだっただけに、本当に残念です。

>青木さんの時も感じましたが、自分の中で一つの時代が終っていくような一抹の寂しさを感じます。

おっしゃる通りですねー。
でも作品は永遠に語り継がれていくことでしょうね。


♪怪鳥さん。
クインシーに音楽の素晴らしさを教えられ、
リピューマにAORの手ほどきをされ、
アリフに音楽の持つ無限な可能性を見せ付けられた私にとって、
この3人は永遠のヒーロー。
だからこそ、このブログを通じて、色んな方に音楽の素晴らしさを少しでも伝えられたらと思っています。


♪ジャックさん。
本当に残念なニュースが続きます。
確かにアレサ・フランクリンを世に送り出したと言っても過言ではないでしょうね。

>青木さんのニュースは腰抜かすほど驚きました。

私も立ち直れないかと思うくらいショックでした・・・。
でも彼が残してくれた音楽は、永遠に聴かれ続けるでしょうね。
角松氏の25周年記念コンサートでも、ちゃんと青木さんの紹介があったみたいですね!


♪ne_sanさん。
こちらこそお久しぶりです!!

>彼が絡むと、力強さの中にも切なさが、哀しみの中にも微笑みが感じられるようで、とても好きでした。

おー!そういう事を書きたかったんです!!
まさしくそうそう。
音楽を聴いて微笑が溢れるって、なかなかないですもんね。
それを「アリフ」は現実のものにしていたんですよね~。
本当に惜しい方を亡くしました。


♪伊藤ちゃんドットコムさん。
確かにおっしゃる通りです。
悲しみを乗り越えないと「アリフ」だって浮かばれないですよね。
神様は乗り越えられない悲しみや苦しみは与えないそう。
彼の、そして青木氏の訃報は、本当に残念でしたけど、
ファンならなおさらそれを現実と受け止めて、残された者が彼等の音楽を伝えていかなければならないのかもしれませんね。
ホントに素晴らし音楽を有り難う。。。
そんな感じです。。。

RIP
♪calisfoさん。
まさにおっしゃる通りですね。
素敵な音楽をありがとう・・・この気持ちは彼の手掛けた作品を聴くたびに永遠に思うことでしょうね!
コメントありがとうございました。
この方のことは知らないのですが、
青木さんの訃報は新聞で知りました。

私も大ショックで、角松のCDを何度も聴いていましたよ。
それに、雑誌の「Jazz Life」にも写真とともにライブの記事が掲載されていて、もう此の世にはいないのだと、しみじみ思いながら読んでいました。

才能のある方が、あまりにも早くに亡くなってしまうなんて、やるせないですね。
♪Mamiさん。
2つもコメントありがとうございます。
青木さんの訃報にショックを受けていた矢先だったので、
彼の訃報はかなりショックでした。
才能のある方ほど早くなくなるのはどうしてなんでしょうねー。
私利私欲を肥やしている悪いヤツはのさばっているのに・・・。

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