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博多包丁

2008年04月14日
いつもグルメやドライブの記事ばかりアップしていますけど、皆さんは「福岡」と聴いてどんな事を想像しますか?
グルメなら「辛子明太子」「もつ鍋」「水炊き」。野球ファンなら「ソフトバンク・ホークス」、音楽ファンなら「チューリップ」「海援隊」「井上陽水」などのフォーク勢や「モッズ」「ルースターズ」「シーナ&ロケッツ」など『めんたいロック』などを生み出した場所として知られていますね。
そう、もちろんこれらも福岡の名物ですけど、実はこんな伝統的なものもあるんです。

博多包丁

それが『博多包丁』
かつては“博多の台所には必ずあった”と言われるこの「博多包丁」は、昔ながらの手作りで製造された鋼(はがね)の包丁です。
反り返った背中の線と、斜めにカットされた刃先が特徴。
この一本で魚から肉、野菜まで何でも調理できるので別名「一本包丁」とも呼ばれていたそうです。

“黒打ち”という独特の黒い身と、白く光る刃先の対比の強い印象は、全体がのっぺりとした銀色のステンレス包丁が華奢に見えてきます。

しかし、最近は錆知らずのステンレス製包丁の台頭で、めっきり見かけなくなりました。福岡でもこの博多包丁を作っている鍛冶屋さんは数件ほどに減ってしまいました。
博多包丁先日、仕事でそんな「博多包丁」を今でも手作りで製造している鍛冶屋さん『大庭鍛冶工場』へ訪れました。

場所は中央区清川。福岡の中心街「天神」から歩いても行ける距離にあります。
昔は田んぼだらけの場所だったそうですが、今ではマンションが立ち並ぶ住宅街へと様変わり。

「こんな場所に本当にあるのかなぁ・・・」と不安を抱きながら歩いていくと、次第に「カン!カン!カン!!」という鍛冶屋さん特有の音が聞こえてきます。

現在この工場で包丁を作っているのは3代目の「大庭利男」さん。今年で70歳になるそうです。
博多包丁
「博多包丁」はまず「軟鉄鋼」と呼ばれる四角い鉄の塊を叩き伸ばし、切れ込みを入れた中に安来産(島根県)の鋼を挟むように入れて、これを焼いては叩くを何度も繰り返して包丁の形に仕上げていきます。

鍛え終わった包丁は、形を整えられて“なま研ぎ”を経て焼入れ。種油につけてゆっくりと冷す事で硬くし、更に“焼きもどし”を施し刃を研ぎあげて木の柄を付ければ「博多包丁」の完成です。
博多包丁博多包丁博多包丁

文章で書くと簡単そうに思えますが、それぞれの状態を見極めながら長年の勘で作っていくので、一日に多くても3本程度しか作れないそうです。
値段は1本7,000円~9,000円・・・とちょっと高めですけど、一年は研がなくても切れ味は変わらないそうです。
博多包丁20年以上も愛用している方の包丁も見せてもらったんですけど、果物ナイフの様に幅が狭くなっているものもあって、でも切れ味は全く変わらないそうです。
「ここまで使ってくれると職人冥利に尽きますね」
とおっしゃっていました。



実は「大庭」さんは包丁の他に「大相撲九州場所」で土俵を作る時に用いる鍬(くわ)「土俵鍬(くわ)」も作っているそうです。包丁と言い土俵鍬といい、日本の文化を支える縁の下の力持ち的存在の道具を作っているなんて素晴らしいですね!
博多包丁博多包丁博多包丁

工場内を見渡すと目に付いたのが、ショーケースに入った農機具のミニチュア製品。
最初は趣味で集めているコレクションと思ったんですけど、何と「大庭」さんがこしらえたものだとか。
スキや鍬、小槌など本物のそっくりの農具がずらりと並んでいました。
一円玉と比較するとその小ささに圧倒されますね!!
博多包丁
元々は廃れてしまう農具を残しておきたいという気持ちから作り始めたそうです。
でもこれらのミニチュアを作る為には、製造する道具も作らなければなりませんから、本当にモノ作りが好きなんでしょうね。


ふと「跡継ぎは・・・?」と思い、失礼ながら伺ってみると、息子さんは全く違う仕事をしていて跡継ぎは居ないそうです。
博多包丁でも長崎から「鍛冶屋をやりたい!」と修行に来ている若干22歳の「宮崎春生」さんに日夜自分の全てを叩き込んでいるとか。
(なかなかのイケメンです・・・笑)

「これまで1本も満足できた包丁はないねー。こげんしときゃ良かったのにねーっていつも思うとります。職人の仕事に終わりはないんですよ」

・・・と語る「大庭」さんの言葉に、改めて「人生って一生勉強なんだなぁ・・・」と思い工場を後にしたMusicmanなのでした。

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『Walter Becker / 11 Tracks Of Whack 』
01. Down In The Bottom試聴
02. Junkie Girl試聴
03. Surf And / Or Die試聴
04. Book Of Liars試聴
05. Lucky Henry試聴
06. Hard Up Case試聴
07. Cringemaker試聴
08. Girlfriend試聴
09. My Waterloo試聴
10. This Moody Bastard試聴
11. Hat Too Flat試聴
12. Little Kawai試聴
13. Medical Science


さて、“職人”と言えば、このお方もかなりの職人気質。
「スティーリー・ダン」では「ドナルド・フェイゲン」ばかりにスポットが当たりがちですが、この人が居なければ「スティーリー・ダン」のサウンドは完成しません。
「ウォルター・ベッカー」の94年に発表された1stソロ・アルバムです。

このアルバムがリリースされたのは丁度「スティーリー・ダン」再結成ツアーで来日公演を行った年。名盤『ガウチョ』以来、殆ど2人での活動が無かっただけに、ファンはまさに狂気乱舞した事はいまだ記憶に新しいところです。

そんな94年の来日公演を無事に終了して突如発表されたのがこの「ウォルター・ベッカー」初のソロ・アルバム。
共同プロデューサーに「ドナルド・フェイゲン」を迎え、まさに“アナザー・サイド・オブ・スティーリー・ダン”とも言うべき内容に仕上がっています。

アルバムはいかにも「スティーリー・ダン」っぽいサウンドのでスタート。彼のギター・ソロも堪能できる何故かクセになるミディアム・トラック、ラマ教のお経が流れるエスニックな、70年代に「ドナルド・フェイゲン」と共作していた曲を完成させた、前衛的なジャズ・トラック、ディープなファンク・チューン、名盤『エイジャ』に通じるアーバンな、ポエティックなヴォーカルとアヴァンギャルドなSAXが魅力の、レゲエ調のトロピカルな「ドナルド・フェイゲン」のソロ・アルバムにも通じるブルージーな、ダブ・サウンドを取り入れた、息子の「カワイ」に捧げたウクレレが心地良いハワイアンな「ウォルター・ベッカー」の色が強く出た日本盤のみのボーナス・トラック・・・。
しかも全曲彼がヴォーカルを取っているんですけど、これがまたいい味出しています。

これまで参加ミュージシャンのギターばかりに耳が奪われがちでしたけど、ギタリストとしての彼、コンポーザーとしての彼の魅力が堪能できる作品です。
アルバムを通して聴くと、やはり「スティーリー・ダンには彼が居て初めてスティーリー・ダンなんだなぁ・・・」と気付かされますね。
「スティーリー・ダン」のサウンドの鍵を握っているのは実は「ウォルター・ベッカー」なのかもしれません。

ところで、日本タイトルは『11の心象』
13曲目はボーナス・トラックとしても1曲多いですが、本人曰く「数を数え間違えたんだよ」との事ですが、真相は如何に(笑)?

Walter Becker Official Siteさて、そんな「ウォルター・ベッカー」が、この『11の心象』以来14年ぶりのソロ・アルバムを間もなく発表するそうです!!!
タイトルは『Circus Money』

「ジョニ・ミッチェル」の公私に渡るパートナーであり、また多くの名盤を生み出した名匠「ラリー・クレイン」がプロデュース!
「ドナルド・フェイゲン」は参加していないそうですが、「キース・カーロック(dr)」「ジョン・ヘリントン(g)」「ジム・ベアード(key)」「テッド・ベイカー(key)」といった「スティーリー・ダン」のアルバムやライブでもお馴染みの実力派ミュージシャンが参加しているとの事。
アルバムはアメリカで6月10日にリリース予定だそうで、これはファンならずとも待ち遠しいですね!!

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コメント
刃先はそれほど長くないですね。値段もふつうでしょ。僕も出刃は2万前後、柳刃は1万5千円前後のやつを持ってますから。
昨年のライブは、値段が高くて行か(行け)なかったのですが、そのライブも、その次に来日した時も観ましたよ!
やっぱり、彼がいないとスティーリー・ダンには成りえないですよねぇ~。

絶対に満足することのない職人気質は、包丁作りにも音楽にも大切だと思います。
アーティストにその情熱がなくなったら、引退して頂くしかないですしね。

新作が出るとは知りませんでした!
とりあえず、復習に努めながら待つことにしたいと思います!
♪masatoさん。
masatoさんは包丁にもお詳しいみたいですね!
私は全然分かりません(汗)。
博多包丁はあくまでも家庭で使う為に作られた包丁なので、刃先も短め。
斜めにカットされた部分でゴボウを削いだりするそうです。


♪Takuさん。
ビルボード・ライブでのライブは目の前1メートルに「ドナルド・フェイゲン」が居たので、あまり「ウォルター・ベッカー」には目が行かなかったんですけど、
素晴らしいギター・プレイを披露してくれていました。
その時も彼が居て初めて「スティーリー・ダン」の音が完成するんだと思いました。

>絶対に満足することのない職人気質は、包丁作りにも音楽にも大切だと思います。

そうですね。その“満足しない”という気持ちがよりクオリティの高い作品を生み出すんでしょうね。
新作・・・かなり楽しみです!!

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