グレープフルーツの誘惑。
2009年05月18日

私が果物の中で最も好きなのが「フレープフルーツ」。
酸味と苦味が同居したあの味わいは、どんな果物にも無い魅惑があると思います。
スーパーなどでは一年中見かけるグレープフルーツですが、実は旬は4月~6月にかけて。
アメリカでもフロリダでも最も美味しいものが取れる時期なんだそうです。
日本で出まわるのはフロリダやカリフォルニアからの輸入物が殆どで、イスラエル産のものも少し入っています。
グレープフルーツには沢山の種類があって、果肉の色により“ホワイト種”“ピンク種”“ルビー種”と分類されます。
フロリダで作られるグレープフルーツで最も多く作られているのが「マーシュ」で、ホワイトと呼ばれる種類。果肉が白黄色で、果汁が多く、さわやかな酸味と苦みの少なさが特徴。
見た目は「マーシュ」と変わりませんが、果肉がピンク色をしているのが「ピンクマーシュ」。
そして、果皮も果肉も赤みを帯びているのが「ルビー」。風味は「マーシュ」とあまり変わりありませんが、味はやや甘め。果肉の赤みは、シーズン終盤にかけて濃いピンク色に変化していくそうです。
そんなグレープフルーツ、かなりの高栄養価を持っていて、動脈硬化予防や抗ガンの効果があると言われる「リコピン」、風邪や美肌に効果がある「ビタミンC」、疲労回復に役立つ「クエン酸」、老化防止や便秘に効く「ペクチン」などが含まれています。
そしてグレープフルーツ最大の特徴の苦味。実はこの苦味は「ナリンジン」という成分で、皮に含まれる「リモネン」などとの相乗効果でストレスの解消に役立つんです。
少し前に『グレープフルーツ・ダイエット』というのが流行りましたけど、その「ナリンギン」の働きによるもの。食欲を抑えて、少量の食事でも満腹感を得られる作用があるんです。摂取カロリーを減らしても満腹感を得られるので、ダイエット特有の空腹感に打ち勝てるというワケです。
美容にも健康にも良いグレープフルーツ。
これからやって来る暑い夏に打ち勝つためにも是非オススメです!!

『Agustin Pereyra Lucena / 42:53:00』
01. Verbo Amar

02. Bossa Cuasi Nova

03. Pisadas En El Mar

04. De Agua Y Viento

05. Luna Clara

06. Picaron

07. Transparente

08. Por Eles

09. Planicie (El Llano)

10. Vem Viver

グレープフルーツの産地はアメリカが1位。2位が南アフリカ、そして3位がアルゼンチンなんです。コレはちょっと意外でした。日本では殆どがアメリカ産のものが入ってきていますけど、最近はこのアルゼンチン産のものも多く輸入されているようです。
アルゼンチンを代表する音楽と言えば「アルゼンチン・タンゴ」ですけど、実はブラジルに近いという事もあって、サンバなどのラテン音楽も派生しているんです。
そんなアルゼンチンの人気ギタリストが「アグスティン・ペレイラ・ルセーナ」。
ブラジル音楽ファンには結構知られている彼ですが、日本ではこれまで殆ど紹介されていませんでしたが、一部のファンからは大絶賛されているギタリスト/コンポーザーです。
元々は彼の兄がブラジルから持ち帰った「ジョアン・ジルベルト」と「バーデン・パウエル」のレコードを聴いてブラジル音楽に目覚め、1970年に1stアルバム『Agustin Pereyra Lucena』を発表。
これまでに8枚のアルバムをリリースしています。日本では2004年に『celeste』が代表作をまとめてリリースしたのでご存知の方も多いかもしれませんが、ボサノヴァというよりも「トニーニョ・オルタ」の様なミナス的なサウンドもありつつ、クラブ・ミュージックにも通じる部分も持ち合わせ、更にはフュージョン・ファンにも支持されるような面も持つ・・・。
良く言われる“カフェ・ミュージック”なんてチャチな括りで語られたくないアーティストです。
そんな彼の実に9年ぶりの最新作がこの『42:53:00』。
プロデュースは、同郷アルゼンチンのフュージョン・シーンの黒幕と言われるギタリスト「セルジオ・リセウスキー」が担当。
アルバムにはアルゼンチン在住ブラジル人女性シンガー「アドリアナ・ヒオス」を大部分でヴォーカルにフィーチュアし、またブラジルからも「マウリシオ・アインホルン(ha)」「レアンドロ・ブラガ(key)」といったベテラン勢も参加しています。
「アドリアナ・ヒオス」のヴォーカルと「マウリシオ・アインホルン」のハーモニカが郷愁を誘うメロウ・サンバ①、「アグスティン」のギターとスキャットが堪能できる午後のティー・タイムにピッタリなインスト・チューン②、エレピの揺らめきが陽炎を思わせるメロウ・トラック③、「トニーニョ・オルタ」や「パット・メセニー」にも通じるエキゾティックな雰囲気を持つインスト・トラック④、月に捧げられたというキュートなボッサ・チューン⑤、スキャットが心地良いブラジリアン・フュージョン風の⑥、「アグスティン」のギターがタップリ味わえるギター・ソロ⑦、「ジョアン・ジルベルト」「カルロス・リラ」「アントニオ・カルロス・ジョビン」「バーデン・パウエル」など、偉大なブラジリアン・ミュージシャンの名前が出て来るボサノヴァ・トラック⑧、シンプルでサウダージなインスト・チューン⑨、エレピとギターのハーモニーが絶妙なメロウ・サンバ⑩・・・と、本当にどの曲も心地良いナンバーばかり!
とてもアルゼンチンのアーティストの作品とは思えないほどです。
また、ギタリストのアルバムながら、非常にアンサンブルを重視した仕上がりで、しかも何処かフュージョン的なエッセンスも垣間見ることが出来るので、ブラジル音楽ファンだけに独占させるにはもったいない作品と言えましょう。
「トニーニョ・オルタ」「パット・メセニー」「オスカー・カストロ・ネヴィス」辺りが好きな方はもちろん、ブラジルに傾倒していた頃の「リー・リトナー」が好きな方も是非チェックしてみてください。
スウィートで酸味と苦味が同居した、まるでグレープフルーツの様な音楽がココにはあります。
私にゃ、こんな解説はできませんし、まさか、アルゼンチンが、グレープフルーツ生産、世界第3位とは思っておりませんでした。
小難しいことは抜きにしても、このアルバムは幅広く受け入れられる要素を持っていると思いますし、この辺の音楽に詳しくない方でも、このジャケに誘惑されて、音を聴いて更に魅了される方は多いと思います。
こんなアルバムをきっかけに、更に幅広く音楽を楽しむ方が増えることを私は望みたいですね!
にしても、まさかまさかの9年ぶりの新作が、これだもの。参っちゃいますよねぇ~。
本当に最高の一枚だと思います!
最近忘れていました!買いに行こう~♪
もう・・・Takuさんがススメルから!
それとジャケットの良さに惹かれてしまって。
あーあ、また財布が軽くなってしまったのです。
アルゼンチンはグレープフルーツ生産していたんですねー。
私も今回の日記を書くまで知りませんでした(笑)。
ミウさんもグレープフルーツ派なんですねー。
私も余裕があるときは冷蔵庫に買い溜め。
良く冷やすと美味しいんですよねー。
ほう・・・チンザノとも合うんですね。参考になります!!
このアルバムもきっとミウさんは気に入ると思いますよ!!